神奈川自治体問題研究所



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理事長 山崎圭一(やまざきけいいち)のごあいさつ



 

新年のご挨拶
理事長 山崎圭一(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院・教授)

 新年明けまして、おめでとうございます。
 2025年も皆さまにとってよい年となりますことと、皆さまのご健康を、お祈り申しあげます。
 昨年3月の定期総会で、理事長のポストを長尾演雄先生から引き継ぎ、なんとか10ヶ月、みなさまのご鞭撻を得て、この役目を続けることができました。ご協力に感謝します。そして、神奈川自治体問題研究所へのご支援とご協力を、2025年もよろしくお願い申しあげます。
 2024年をふりかえってみますと、まず第1に、第66回自治体学校を7月20日と21日に神奈川県で開催することができたことが、大きなニュースです。また第52回神奈川自治体学校を11月24日に開催することができました。ご協力、まことにありがとうございました。
 第2の良いニュースは、国政についてですが、国会が与野党の間の緊張感を取り戻したことです。
 10月27日投開票の衆議院選挙で自民党が56議席を失い、247議席(単独過半数)から191議席へと、大きくその勢力が後退しました。自公で過半数割れが生じたことで、緊張感が生まれているようです。私自身は小まめに国会中継をみているわけではないので、改善状況はまだ「実感」できていません。衆参両議院のたくさんの委員会の質疑が各議院のウェブサイト「インターネット審議中継」のビデオライブラリーにアーカイブ化されていて、どの委員会も好きな時間に視聴できます。いくつかをみましたが、安倍−菅−岸田の3政権の時期と今との違いは、すぐには認識できませんでした。とはいえ強行採決や「ご飯論法」といわれたごまかしの答弁は難しくなったはずです。ただし個別には問題発言もありました。たとえば12月10日の衆議院の予算委員会でのある質問は、私は外国籍の住民に対するヘイトスピーチだったと思います。これは別の機会に詳しく論じたいと存じます。
 第3の良いことは、私個人の話で恐縮ですが、12月24日にベネズエラ生まれのソプラノ歌手コロン・エリカさんが芸術監督をつとめるホワイトハンドコーラスNIPPONの東京公演(会場:大田区民ホール・アプリコ大ホール)を鑑賞できたことです。子どもたちの手歌(手話による音楽表現)と合唱に感動し、「インクルーシヴ(包摂的)」の意義や「壁を無くすこと」の意味の理解が、私自身進みました。 2025年は米国でトランプ政権が始まります。日米軍事同盟がどうなるか、緊張が続きます。また横浜市長選挙と参議院選挙があります。なお西湘地域自治体問題研究会が新年に創立20周年をお祝いされる予定で、ありがたい慶事です。
 新年も、地方自治の発展のため、よろしくご支援、ご指導をお願い申しあげます。

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2025年1月6日更新